核酸とは、DNAとRNA

核酸は遺伝子を構成する栄養素であり、新しい細胞に生まれ変わるときに必須の物質。
私たちの体は、約 37 兆個の細胞からできています。その細胞は分裂によって新陳代謝を繰り返し、新しく生まれ変わることで生命が保たれています。

核酸は、細胞が新しく生まれ変わるときに必要な栄養素で、細胞をつくり出すために必要不可欠な成分です。

そのため、老化の予防や体を若々しく保つための重要な働きを持っています。
核酸の健康効果
◎美肌効果
◎疲労回復効果
◎免疫力を高める効果
◎髪を健康に保つ効果
◎脳の機能を改善する効果
◎貧血を予防する効果
◎肥満を予防する効果

核酸とは

核酸は遺伝子を構成する栄養素であり、新しい細胞に生まれ変わるときに必須の物質です。

人間の細胞は、絶えず新陳代謝を繰り返し、新しい細胞に生まれ変わっています。特に腸壁、毛髪、皮膚、骨髄、生殖器などの細胞は活発な新陳代謝を繰り返しています。正しく新陳代謝が行われるために、その設計図となる遺伝子は、常に正しい状態に保たれる必要があり、傷ついた遺伝子は常に修復されています。そして遺伝子を正しい状態に保ち、新陳代謝を行うためには、その材料となる「核酸」を細胞に十分供給しておく必要があります。つまり「核酸」は私たちにとって大変重要な栄養素なのです。
核酸が十分にある
正しい遺伝子により
新しい細胞が生み出せる

健康体を維持できる
核酸が不十分
栄養が足りず
細胞が生み出せない

老化や病気の原因に
人間の体には約37兆個もの細胞が存在しており、数カ月でほとんどすべての細胞が生まれ変わるといわれています。

様々な生命活動のもとになる細胞の材料は、細胞を構成する主要成分である「たんぱく質」と「核酸」です。

たんぱく質を摂取するとすぐに体の血や肉となるのではなく、体に吸収する働きを持つ酵素によって消化・代謝され、アミノ酸へと分解されます。分解されたアミノ酸は、皮膚や爪、髪など様々な場所に必要に応じてたんぱく質に組み立て直されます。

核酸は、この分解されたアミノ酸をたんぱく質に組み立てる作業を行う役割を担っています。

核酸を構成する「DNA」と「RNA」

核酸は、細胞核の中に存在し、生物生存のための遺伝情報を持っているDNAと、生物の細胞にとって重要な材料であるたんぱく質をつくり出す働きを持つRNAによって構成されています。

DNAは、遺伝子の本体として遺伝子情報を伝え、細胞の分裂・成長・エネルギー生産のすべてをコントロールしている人間の種というべき成分です。細胞の誕生から死滅までを支配している物質です。

RNAはDNAの遺伝情報の指示によりアミノ酸を組み合わせ、身体の主成分であるタンパク質を合成しています。

つまり、DNAは遺伝子情報をもつ設計士であり、RNAはその情報に従って必要なたんぱく質をつくり出す大工の役割を担っています。
この核酸が不足すると、細胞の生まれ変わりである新陳代謝がうまく行われず、老化が促進されたり疲れやすくなってしまったりすることがあります。​そのため核酸は、新しい細胞をつくり、健康で若々しい体を保つために重要な成分だといえます。

核酸の役割 〜核酸は遺伝子を正常な状態に保つ重要な栄養素〜

遺伝子を活性酸素の酸化損傷から守る

「活性酸素」は体内で過剰に生成されると、遺伝子までも傷つける有害な物質になります。「核酸」は、この活性酸素による酸化損傷から遺伝子を守ることが分かっています。

右図は「核酸」の酸化損傷抑制効果を測定したグラフです。「核酸」を添加することで遺伝子の酸化損傷が 1/20 まで抑えられています。

異常細胞の増殖を抑制

私たちの体には、異常細胞を修復し、修復不可能な場合はその細胞を自殺(アポトーシス)させて病気を防ごうとする機能が備わっています。この機能を正常に保ち、異常細胞が増えないようにするためにも、「核酸」は重要な役割を果たしています。

右図は P53 という異常細胞抑制遺伝子がつくるタンパク質がオリゴヌクレオチドによって誘導されることを確認した研究結果です。オリゴヌクレオチドを添加することで、老齢成人の細胞も新生児並みに P53 が誘導されています。このことから老齢になってもオリゴヌクレオチドを摂取することで異常細胞の増殖を抑制する可能性が示唆されます。

記憶学習能力を回復する

RNA は神経細胞を成長させ、記憶の回路を増やすことが明らかになっています。新しい情報を保存する働きに直接関与しているだけでなく、保存されている記憶を取り出して思い出すことにも深く関わっています。

下図は鶏の鍵に RNA を投与し、記憶力学習能の改善効果を調べたものです。3~5 日齢の鶏の雛を RNA 投与群と無投与群に分け、10 秒間の照明点灯で電気刺激の予告を行ない、続いて電気刺激を与え、刺激の予告から逃げるまでの平均時間を調べました。実験の結果、いずれの日齢においても RNA 投与群は非投与群に比べて予告から逃げるまでの平均時間が回数を重ねる度に短縮されました。このことから RNA 投与が記憶力や学習能の改善効果をもたらすことが示唆されます。

加齢によって減少する核酸

「核酸」は、すべての細胞内に大量に存在します。 遺伝情報を保持する物質で、新陳代謝に必ず必要です。生命活動の基本物質であり、重要な生体成分といえます。

この「核酸」は日頃、私たちの体内で作られたり、 食事によって体内に摂り入れられ、再合成され ます。 しかし加齢による肝臓や腎臓の機能低下にともない、体内での「核酸」合成能力は低下します。

しかも食品の中には含有量がわずかしかなかったり、「核酸」の構成成分が偏っていたりします。

「核酸」が不足すると新陳代謝や細胞の修復に 支障を来すようになり、これが老化の一因になっていると考えられています。 老化や病気を予防し、健康を維持するためには、「核酸」の塩基バランスが良い食物から積極的に「核酸」を摂取することが重要となります。

関連記事

ミトコンドリアとは

ミトコンドリア(mitochondrion)は体のほとんどすべての細胞の中に存在する小器官です。このミトコンドリアDNAは母からのみ子供に伝達される母系遺伝子です。

女性にとってミトコンドリアを健康に保つことは、将来の子供にDNAを正しく伝達するためにとても重要なミッションになります。
お買い物カゴ